お正月休みに「自分が死ぬときを考えてみる」ブックガイド

自分が死ぬときを考えることは、生きることを考えることだ。
今日はそんなブックガイド。

大晦日。どう過ごされてますか。モリモトです。
年末年始、今年はどうだったか、来年はどうしようか、考えを巡らせている人もいるかと思います。

そんなときは、自分が死ぬときのことを考える本を読んでみませんか?

人間は、いつか死にます。僕も、そしてこれを読んでいるあなたも、いつか。

 

人生を考えるなら、冬がいい。ゴールデンウイークは浮かれた春だし、夏は暑さに気を取られて自分を見つめるのは難しい。
お正月休みあけで日常に流される前に、本を読んで、死ぬときのこと、残りの人生で生きることを、考えてみませんか?

そこから見えてくるものがあると思います。
あなたにとって、生きるとは?
 
 

スポンサーリンク

死ぬ「場所」についてのブックガイド

・病院で死ぬということ

78%の人は、病院で最後を迎える(平成21年・厚生労働省資料)。多くの最後を見てきた医師の記した、1996年のベストセラー。
病院は最後を迎える場所にふさわしいのか?自分で死に場所を選ぶことはできないのか?自分はどこで最後を迎えたいのか?を考えさせてくれる本。

 
 

・在宅死のすすめ 生と死について考える14章

病院ではなく、介護施設でもなく、自分の家で死にたい。多くの人は願う。でも実際はわずか12%にすぎない。

著者は自分が生きてきた場所で死を待つことが、幸福な死のかたちであると説明する。では、自宅で死ぬためにはどうする?

お金も必要だし、準備も必要だ。将来、自分で死に場所を決めたい人は読むべき一冊。

 
 

・ひとりで死ぬのだって大丈夫

自分が死ぬときに、周りに誰もいなかったら・・・。僕もその恐怖は感じている。でも、著者は「たった一人でも大丈夫」と具体的な事例を含めて提案してくれる。

最後はひとりでも、大丈夫。自分だけでも生きていこうと、僕はこの本を読んで思った。ひとりが好きな人向けの一冊。

 
 

孤独死について、実際は厳しいケースが多いことは「孤独死のリアル」を読んでみよう。最後をどう送るかは、自分の考えと、準備しだいだ。

 
 

自分が死んだときに、悲しんでくれる人はいるのだろうか?のブックガイド

・心に感じて読みたい送る言葉

「声に出して読みたい日本語」で有名な齊藤孝著。「私もあなたの作品のひとつです」(タモリ→赤塚不二夫)など、人生の最後に送る・送られる言葉を集めた本。

あなたは誰の弔辞を読みますか?そして、誰に、弔辞を読んでもらいますか?

 
 

闘病記-人は闘いながら、最後に何を思うのか?のブックガイド

・僕の死に方 エンディングダイアリー500日

突然のガン宣告。41歳で死去した流通ジャーナリスト、金子さんの日記。

余命宣告から「命の始末」と向き合い、自分の葬式やお通夜の食事まで自分で決める気持ちは・・・。自分自身も「命の始末」を考えられる本。

 
 

・転移

「グイン・サーガ」シリーズ等、栗本薫名義で小説も発表していた中島梓、最後の日記。
ガンが転移し、医師から「残念ながら、今後の予定は日単位で考えるのがいいと思う」と言われた後、何を思うのかー。
人は亡くなる直前まで、文章は書ける。意識もある。その時、何を思うのか?。

 
 

・31歳ガン漂流

若くしてガンで死去した奥山 貴宏さんの日記。31歳で肺ガンを宣告され、あまりの若さに自分自身も「リアリティがなかった」と記す。

誰でも死ぬときはやってくる。その「リアリティ」を何歳から感じますか?

 
 

スポンサーリンク

親しい人の死、のブックガイド

自分がいつか、死んでしまう。想像もつかない場合は「誰か身近な人が死んでしまう」ことを想像してみよう。
 

・ABCDJ―とびきりの友情について語ろう

アメリカの著名コラムニスト、ボブ・グリーン。ABCDJ、は幼稚園時代から仲のよかった5人の頭文字をつなげたタイトルだ。

ある日、5人のうちのJ、Jackが末期ガンに冒されていることを知る。50年以上一緒にいた親友との最後を、残りのアレン、チャック、ダンを交えて描く「とびきりの友情」の最後。

友人が亡くなる前に、できることはないか?を考える一冊。

 
 

・その日のまえに

直木賞作家・重松清の名作小説。死にゆく妻を見送る夫と子、それぞれの思い。余命ある家族の前で、人は何を思うのか?家族とは、幸せとは?そして、読みながら自分を見送ってくれる家族がいるのだろうか、と考えるはずです。

 
 

・母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

「いつか、誰もが経験するであろう最愛の人との別れ。その後の日々をいかに生きていくのか」をテーマに、
最愛の母を亡くした経験を持つ作者が“母の死”と向き合い続けて描いた自伝エッセイ漫画。
淡々とした筆致で描かれる母への強い想いに心揺さぶられる一冊です。

お母さんが生きている人は必読。それしか言えない。

 
 

・センチメンタルの旅 冬の旅

天才写真家・アラーキーこと荒木経惟写真集。最愛の妻、陽子さんの新婚旅行時の写真集「センチメンタルの旅」と、子宮ガン宣告から葬儀までの写真集「冬の旅」が収録されている。

幸せから、最後まで。最愛の人が亡くなってしまう過程が写真で見られる。いつかくるその日が、リアルに感じられる写真集。文章が苦手な人にもおすすめ。

 
 

終活

・コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート

終活-人生の最終の活動、という単語はずいぶん一般的になった。
最後に自分が何を行うか、予習してみると、残りの人生で何を行うべきかが「少し」見えてくる。予習してみよう。終活は、復習できないのだから。

 
 

おわりに

いかがでしたか?

病院で死ぬのか、自宅で死ぬのか、誰かに看取られるのか、ひとり寂しく一生を終えるのか・・・

紹介した本を読めば、何かしら思うところがあると思います。

僕はもともと、身体が丈夫ではなかったので「死ぬときのこと」については20歳くらいから考えてました。
40歳を過ぎてからは、さらに強く残りの人生を意識するようになりましたね。

・残りの時間でなにができるのか?
・死ぬときに、このまま過ごしてなにを考えるのか・・・?

まだ、残された時間はある。
その時に後悔しないように、2017年を前向きに生きて行きたいと思います。

 

スポンサーリンク

※画像からLINE@登録できます。10秒もかかりません。

さいごまで、ありがとうございました。

また、次のエントリーでお会いしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

モリモトミライ

ADHDでLGBT。「残りの人生、やりたいことをやって生きたい」42歳。男性。 41歳でADHD(注意欠陥・多動障害)と診断されてから「自分と同じ苦労をさせたくない」ために日々活動中。転職・仕事術・ライフハック等が得意分野。