お正月も明けて1週間。
テレビのニュースでは福袋の転売直撃取材等が報道されてますが、今年いちばん話題となった福袋ニュースは、これでしょう。
スタバ「福袋買い占め」で利用客に謝罪 先頭グループが108個すべて購入 個数制限なしの理由は – ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/06/news162.html
では、今回買い占めで話題のスタバの福袋が、実際どれくらいの価格でネット販売されているのかを調べてみました。
その上で、これからの商品販売についても考えてみることにします。
ヤフオク!での価格を調べてみた。
今回調査したのは、
ヤフオク!です。
スタバ福袋(小)
定価3500円→ネット価格4000円~6000円
スタバ福袋(大)
定価6000円→ネット価格7500~9500円
スタバ福袋 小+大 セット
定価9500円→ネット価格10000~15000円
オークションなので、価格はまちまちですが、
だいたい上記の価格でした。
まあ、売る方としては損はしないかな、というお値段です。
買う方からすると、正直高いと感じる価格ですが・・・
(もちろん、売買が成立すればの話ですが)
なお、日付の特性というのが多少ありまして、
やはり、元旦がいちばん高い価格で落札されてるようでした。
これは、買えなくてどうしても欲しいという人が落札するからでしょう。
その後は、徐々に落札価格が下がっていき、
週末はまた高くなる、という感じのようです。
しかし、たとえば(大)と(小)を一つずつ売るだけでも、
数千円の利益が出る可能性があるわけです。
大掛かりな転売を企てるグループが出てくるのもわかるような価格ですね。
転売行為は規制もできないし、なくなることはない。
転売行為自体は違法でもないですし、無くなることもないでしょう。
(どうしても欲しいが、お店に行けない地域の人のために「少しは」あってもよいかと思います)
ネットという「市場」が定着している以上、売る人と買う人は確実にいますし、
店舗側も規制をすることは難しいでしょう。例えば1人1個等にしても、大量の人間に並ばれたら意味がありません。
今回の転売騒動から、今後の「商売」について考える
今回の(最近は毎年報道されてますが)福袋買い占め・転売騒動から考えることは、おそらくこれからは「価格が安い」「限定品」といった売り方には魅力がなくなる、ということです。
価格が市場価格よりも大幅に安かったり、数量が限定されていて確実に高値で売れる、といった商品は、確実に転売目的の人に狙われます。
ネットという市場がある限り、防ぐことはできないでしょう。
その結果どうなるかというと、本来のお客様へは売れず、転売目的の人ばかりに狙われることになると、結果的に欲しい人は正値で、かつ正期ルートで手に入れることができません。
売り側、お店側にマイナスこそあれ、プラス面がなくなってくるわけです。
「価格が安い」「限定品」等、今までない新しい、消費者に魅力的な販売方法ってなんでしょうね?
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