お正月といえば、福袋。
学生の頃はアパレルの福袋を並んでいろいろ買ったりしてましたが、最近はほとんど買わなくなりました。
Fukubukuro No Owariといいますか笑、
福袋、という商法がすでに限界に来ているのか、ということについて書いてみます
モノが売れないとか、ミニマリストをはじめとして日本人と物との付き合い方が変わった、という視点ではなくて「ネット時代と福袋」について書いてみたいと思います。
本日1月2日(土)、新宿へバーゲンに行っていたのですが(福袋は買ってませんよ(笑))、新宿伊勢丹メンズ館前を通りました。
なんと、夕方17時の段階で既に行列ができてました。
暖冬とはいえ、ずいぶん気合いの入った人たちがいるものだなあ、と思ったものです。
が、よく見てみると・・・
先頭付近の行列に並んでいるのは、おじいさんばかり。中にはおばあさんの姿も・・・
(皆、ダウンに椅子に防寒着で完全防寒ですが、開店まで17-18時間も並ぶのはどうなのだろうなあ)
ここから先は完全に推測なのですが。行列に並んでいるどう見ても普段伊勢丹メンズ館と縁がなさそうな人、というのは、行列並びの代行として雇われている方なのでしょう。
福袋を買いたいが、何時間もかけて並びたくないというお金持ちの人、もしくは、外国に持って行ったり国内で販売するための販売目的の人、の代行かな、と推測しております。
こうなってしまうと、一般人は福袋なんて買えないんですよね。いくらお得だとはいっても、始発で来ても無理、寒空の中24時間近く並んでまで手に入れたい福袋ってのも、そうあるかどうか・・・と思います。
こういったことが続いていくと、お店側が「買えなかった人間からは、恨まれる」
という可能性が出てくるわけです。
(実際は、お店側は個数制限をするくらいしか対応ができないと思います。それも、買う側が代理購入する人を大量投入すればよいだけなので、対策にはならないのですが)
ブランドイメージ等を考えると、福袋を売るお店というのも少なくなってくるかもしれません。
今やネット通販が当たり前ですし、市場価格より安ければ買うお客さんはスマホ画面の向こうにいくらでもいます。
そのため、本来は一般人のお年玉的な側面があった福袋というのは、すでに商売にする人々が参入してきていて、入手が難しい、という現実があるわけです。
最近は、海外から購入するお客さんも多いため爆買い、に代表されるように福袋の争奪戦ってのもグローバルになってるのではないかと思われます。
これから先、福袋のように「価格で勝負する」という商戦はできなくなってくるのでしょう。
そこには、一般人でなく商売人が割り込んでくるわけですから。
オトクな福袋、というのは、遠い昔になる日が近いような気がしてなりません。
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