「本屋さんが好きなら、本屋さんで本を買おう」

本屋という商売は厳しい、本屋は無くなる、といわれてもう何年が経つのだろうか?

今日は本が好き、という人にききたい話なのですが、

「本屋さんで本を、買ってますか?」

ということです。

僕は本が好きなので、週末に本屋、特に大型書店には必ず行きます。
(個人的に好きなのは神保町の三省堂・東京堂書店、東京駅の丸善、新宿の紀伊國屋書店です)
そして、できる限り、好きな本屋で直接購入することにしています。

なぜかというと「その本屋さんに残ってもらいたいから」です。

●考えたきっかけは、好きだった書店の閉店

本の街・神保町に、書泉ブックマートという書店がありました。
ありました、という過去形になっているのは、2015年9月に閉店してしまったからです。

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神保町を初めて訪れたのが14歳のときで、そのときから25年以上訪れていた本屋さん。
知ったときはとにかく驚きでした。
(女性向けメインの書店にリニューアルされてから訪れる機会は減っていたのですが)

 

●本屋で見て買うのはネット、では、好きな本屋さんは必ず無くなる。

本屋さんは商売なので、本を売らないと利益はでません。
利益が出ないということは、その本屋さんが潰れて無くなってしまうことを意味します。

本屋で見て検討して、実際に買うのはネットや電子書籍、
持って帰るのが重いので直接配達してもらいたい、という買い方をしていたら、
好きな本屋さんにはお金が落ちません。
その結果、あなたが好きで通っている本屋さんは将来的に必ず無くなることでしょう。

本が好きという人は、知識が得られるとか好きな作家さんがいる、というだけでなく、
本屋という空間に行くのが好き、という理由もあると思います。

想像してみて下さい。
すべての書籍がネット販売で、街中から書店が消えたなら、ものすごく味気ない世界になるはずです。

 

●せめて、リアル店舗のあるオンライン書店を利用しよう

とはいっても、やはりネットでの購入は便利なもの。
そこで個人的に思うことは
「好きな本屋さんにオンラインストアがあるなら、せめて、そこから買い物をしよう」
ということです。

そうすれば、少なくとも書店の存続には貢献できるかなと考えるからです。

自分が好きな本屋さんも、オンライン書店はやっています。
基本的にどこも1500円以上であれば送料無料にできますし、配送も速いです。
電子書籍も独自フォーマットですが対応している書店もあり、すぐに読むことはできます。

以下に、有名なところを3店舗ほど紹介しておきます。
ぜひ、とにかくまずはAmazon、というかたは覗いてみることをおすすめします。

三省堂書店e-hon
http://www.books-sanseido.co.jp/event/e-hon.html
1500円以上送料無料。新刊ならば送料無料で買えます。

丸善&ジュンク堂ネットストア
http://www.junkudo.co.jp/
現在はキャンペーン中に月、金額にかかわらず送料無料です(2015/11/6現在)

・紀伊國屋書店ウェブストア
https://www.kinokuniya.co.jp/
こちらも1500円以上送料無料。

 

●本屋さんも、本を売る以外の利益確保の方法が必要。

一方で、本屋さんも本を売る以外の利益確保の方法が必要かと思います。
よくあるパターンは喫茶店を併設したり、イベントを開いたりすることですが、
やはりそれ以外にもなにか「本屋が好きな人が、本を買う以外にお金を使える」方法を
考えていく必要があると感じます。

お店に貢献したいが、お金を落とす方法がない、というケースは書店以外にもあります。
たとえば少し話はずれますが、飲み屋で飲みたいお酒の銘柄が全く無い、ということのようなものです。

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションのように、本のメインは集客で、雑貨で儲けを出す、という業態の本屋さんもあり、これも1つの方法かと思います。

 

●まとめ

「世界から猫が消えたなら」という本屋大賞の候補作品がありましたが(今度映画化されます)、
「世界から本屋さんが消えたなら」・・・
本好きにとっては、たまらなくきつい世の中になるはずです。

しかし、オンライン専門の書店(ひらたくいうとAmazonとか)ばかり利用していると、いずれ本屋さんが街中にない世界、というのは確実に訪れるはずです。
(実際、Amazonは世の中からリアル店舗を無くすことをミッションにしているわけですから)

なので、
「本屋さんが好きなら、本屋さんで本を買おう」

※画像からLINE@登録できます。10秒もかかりません。

さいごまで、ありがとうございました。

また、次のエントリーでお会いしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

モリモトミライ

ADHDでLGBT。「残りの人生、やりたいことをやって生きたい」42歳。男性。 41歳でADHD(注意欠陥・多動障害)と診断されてから「自分と同じ苦労をさせたくない」ために日々活動中。転職・仕事術・ライフハック等が得意分野。