マック赤坂から、マクド赤坂へ・・・。 彼の政見放送動画は、プレゼンの最高なお手本だということを解説する。

マック赤坂から、マクド赤坂へ・・・。
彼の政見放送動画は、プレゼンの最高なお手本だということを解説する。

 

今月は大阪市長選挙。
そして、毎回選挙になると登場するスマイル党党首・マック赤坂氏。
ネットユーザーからは大人気の方ですが、自分は毎回政見放送に注目しております。

 

なぜかというと、マック赤坂氏の政見放送は、
プレゼンテーションの見本としては非常にわかりやすく出来ているからです。
ビジネスマンの参考に
「決してならないというわけではない」と思います。

 

※本来は政見放送なので、政策を売るプレゼンなのですが、ここではスマイルセラピーを
売っています。まあ、赤坂氏の政策の基本はこのスマイルなので、間違いではないのですが。

 

実に「スマイルセラピー」の売り方がうまい、プレゼンテーションです。

 

実際の政見放送をみながら、解説します。
2014年のエンジェルス型の政見放送も捨てがたいのですが、
今回は2012年のスーパーマン姿のものをお手本とします。

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2012 東京都知事選挙 マック赤坂 政見放送 (公共放送版)

 


最初にスーパーマン姿で登場
プレゼンの基本中の基本は、まず観客を注目させることです。
(実は、聴いてないという人もけっこう多いものなんです。注目してもらわないと話になりません)

実際のプレゼンではさすがにスーパンマン衣装で登場するわけにはいかないですが、
たとえば、ネクタイを少し派手な衣装にする、皆がネクタイ姿の中ノータイで登場するなど、
応用は利かせられるかと思います。

 

 


いきなり「スマイル」してますか?で注目を集める。

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プレゼンのしゃべりはじめでも、観客を引き込むことが重要です。
ここでは
テレビの前のみなさん・・・と話し始め、いきなり
スマイル!してますか?で大声で話します。
単調な話し方では、観客は注目してくれません。

ここでは「スマイル!」ですが、大切な単語を大声かつ変化をつけて話しています。
一番重要なことは一番最初に、かつ、大声で。

 

 


適度に笑いをいれる。

赤坂の町を歩いていると・・・マックさん、と話しかけられました・・・
とあるのですが、この、赤坂の街を歩いていたら、というのが本来は大笑いのところです。
今回の政見放送はすでに登場から大笑いのため、この小ネタはあまり生きていないですが・・・。

 

 


スト-リーをつけて本題へ引き込む。

③の続きですが、
「マックさん、スマイルセラピーとはなんですか?とよく聴かれます。」
というセリフから、スマイルセラピーの説明へとスムーズに移ります。

さて、ここからが本題ですが、というように切っていくのも手ですが、
本題へスムーズに進めるほうが効果的です。

 

 


ジェスチャーを適度に大きく。

ネガティブから~
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ポジティブに!

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というように、ジェスチャーはこのくらいが適度かと思います。
あまり入れすぎると、プレゼンではかえってわざとらしくなります。

 

 


大事なところがきちんと、3点にまとめてある

プレゼンはいいたいことを絞るのが大事ですが、
この政見放送では、スマイルに必要なトレーニングすべき筋肉を3つと絞ってまとめています。

スマイルに必要な3つの表情筋
皺眉筋(しゅうびきん)
頬骨筋(きょうこつきん)
口輪筋(こうりんきん)

それぞれのトレーニング方法がこのあと続きます。

この、大切なことを3つに絞って解説するというのは、
プレゼン本でよく解説される手法です。
なぜかというと、聴いた方が頭に残りやすい手法だからです。

 

 


途中で聞き飽きることが無い。

赤坂氏の政見放送は、途中で動画を止めることがありません。
なんだかんだで、最後まで見てしまいます。

赤坂氏のプレゼンは、途中で飽きさせない工夫として、
②の大切な単語を大声かつ変化をつけて話す。
⑤の適度なジェスチャーを入れる。
を多用しています。

たとえばこの、

10度~
20度~
005
30度!。
ここまで出来れば、完璧でしょう。

 

 


終わりまで気を抜かずにストーリーを貫く。

最後は「スマイルセラピーで東京都民を救うために出発します」といいながら、
スーパーマンとなって画面から消えていきます。
プレゼンは最後まで気を抜かないで行うこと。

 

●おわりに。

マック赤坂氏改め、マクド赤坂氏が立候補すれば、また、新しい政見放送が見られるでしょう。

いまから楽しみです。

そちらも「どれだけプレゼンの参考になるか」という視点で解説していきたいと思います。

 

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さいごまで、ありがとうございました。

また、次のエントリーでお会いしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

モリモトミライ

ADHDでLGBT。「残りの人生、やりたいことをやって生きたい」42歳。男性。 41歳でADHD(注意欠陥・多動障害)と診断されてから「自分と同じ苦労をさせたくない」ために日々活動中。転職・仕事術・ライフハック等が得意分野。